打ち継ぎ目地と耐震スリットにコーキングは必要?

      3Dプリンターで建設した建物

こんばんは、雨漏りの調査、修繕と、修繕のご提案が出来るすき間穴埋め専門家の谷垣徳憲’です。

さてさて、昨日の続きのブログ。

昨日の記事⇨Yahoo知恵袋のコーキングは必要?というのに理由を答えたブログ

室内の水廻りのコーキングの必要性について書きました。

今日は外壁の打ち継ぎやスリットのコーキングの必要性についてです。

その前に打ち継ぎとスリットについて簡単に説明です。

まず打ち継ぎ。

コンクリートの建物を建てる時に生コンを打つ時には各階ごとに打っていきます。

その繋ぎ目の目地です。

         打ち継ぎ目地

建物の画像のようなのが打ち継ぎ目地です。

そしてスリットは地震などでクラックが入るので、あらかじめ揺れの力を逃す為にひび割れを起こさせる為の目地です。

            スリット

打ち継ぎへのコーキングの必要性は各階ごとにコンクリートを打っていきます。

コンクリートが硬化してから次の階を打つのでコンクリートが一体化しません。

なので、すき間や穴が空いたりする可能性があります。

そのすき間や穴から雨漏りすることもあるので、コーキングで塞ぐわけです。

だから、コーキングは必要なのですね。

そしてスリットの必要性は先程お伝えしたようにひび割れしやすいようにですが、少しの力で小さなひび割れを起こさないように弾力性のあるコーキングで処理するわけです。

だからコーキングが必要なのですね。

冒頭の画像の3Dプリンターで建てた建物の外壁には繋ぎ目、所謂目地やすき間が無いわけです。

目地がないのでコーキングするところがありません。

しかしスリットと同じ役割の目地をつけないと、ひび割れの可能性もあるかもしれませんね。

ということで打ち継ぎ目地とスリットのコーキングの必要性について書いてみました。

うまく伝わっていたら嬉しいです。

 

 

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谷垣徳憲'

代表取締役プロシーリング有限会社
谷垣徳憲' プロシーリング有限会社 代表取締役 1963年大阪市生まれ 大阪市鶴見区でコーキング屋を経営する。 雨漏りのことや住まいの気になるすき間や穴埋めの事等をブログで紹介している。 近年、雨漏りのご相談が増え、雨漏りでお困りの方が多くいると気付く。そこで、雨漏りのない安心できる生活をして貰える方が一人でも増えればという想いから、雨漏りの調査のできるコーキング屋として雨漏りの調査と修繕、修繕の提案もしている。 最近は建設業務の人材不足がを懸念して、職人さんを中心にコーチングで支援することも始めている。