部屋の循環させた空気を排出する換気フード
今日も現場が終わり、
何を書こうかと考えてるうちに知らぬ間に結構時間が・・・
そんな夜、静かな事務所でブログの更新です。
以前、雨漏りのお得意先様より相談を受けた事がありました。
内容は「１階のサッシから雨漏りしています。
しかし、その上には目地もないし、サッシもありません
だから、どこから雨漏りしてるか原因がわかりません」
といものでした。
連絡を受けて雨漏りしているお宅へ向かいます。
お宅に着くとお施主さんと元請けの監督さん、
そして、外壁業者の担当者さんが来ていました。
お施主さんに話を伺うと
「雨が降り始めてから少し時間が経ってから１階のサッシから
ポタポタと雨漏りしてくる」と仰せでした。
室内へ伺わせて頂くとサッシに雨シミがついてました。
築5年位で雨漏りしだしたのは２ヶ月くらい前からとおききしました。
雨漏りしている壁の面を外から見てみると
サッシから上には目地もサッシもありませんでした。
それならどこから雨水が入ってるのかな？と壁を眺めていると・・・
２階の軒天のすぐ下に原因がありました。
実際の画像ではありませんが、
冒頭の画像のような換気フードがついてました。
これが原因だと思いハシゴで確認しに行くと
換気フードの上部
換気フードの上のコーキングが切れてすき間があいてました。
この部分は換気フードとつながってる壁内部のダクトがあるので
ここから雨水が入るとそのダクトを伝って
雨水が家の中まで入っていきます。
壁の中でも雨仕舞はしてるとは思いますが
何かの影響でちゃんとなってなかったのかもしれませんね。
修繕はこのすき間があいてるところを
シリコーンでコーキングすれば雨漏りは止まりました。
平成15年の建築基準法の改正で
シックハウス症候群対策の為に２4時間の換気が義務付けられて
換気フードがたくさん取り付けられるようになりました。
そのために今日の記事のような原因の雨漏りの事例が増えました。
雨漏りの原因がわからないというときは
こういうところも確認するといいかも知れませんね。
谷垣徳憲'
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