サイディングの下地
こんばんは、雨漏り調査、修繕と、修繕のご提案の出来るすき間穴埋め専門家の谷垣徳憲’です。
先週は雨が降る日が多かったです。
雨が降ると雨漏りの相談を頂く場合があります。
相談内容は、外壁がサイディングの場合、「コーキングが劣化して切れて
そこから雨漏りしているみたいなので打ち替えてほしい」というのがあります。
雨漏りの根本的な原因はコーキングの劣化だけでない場合があります。
確かにコーキングを打ち替えると雨漏りはとまることもあります。
しかし、外壁がサイディングの場合、外壁の防水がコーキングだけというのは
おかしいと思いませんか?
コーキングの寿命は約10年です。
そうすると新築で10年くらいすると雨漏りする家だらけになってしまいます。
コーキングはあくまでも一次防水です。
根本的な原因はサイディングの下地の防水紙の貼り方だったりします。
この防水紙の貼り方がちゃんとしていたら極端な話、
建物の形にも寄りますがサイディングを貼る前の防水紙だけでも雨漏りはしません。
パイプ廻りのウェザータイト
さらにパイプにはウェザータイトという防水材が施工されています。
ベランダ手すり部分の下地
ベランダの手すりの下地にも防水材が施工されています。
下地の防水紙などはコーキングより寿命がながいです。
だから、コーキングが寿命で劣化して切れても雨漏りしないのが
正規のサイディングの施工です。
もし雨漏りしたのなら、こういう下地の施工が疑わしい可能性があります。
だから下地のチェックが必要かもしれませんね。
予算のこともあるのでコーキングを打ち替えると止まったら良いよ
という方もおられるとは思います。
でも、コーキングが切れるたびに雨漏りを起こす場合もありますので
そうなるとその度、費用がかかってしまいます。
根本的に直しておくと少しくらいコーキングが切れても
雨漏りはしないようになります。
長い目でみるとその方がお得です。
安心できるしね。
こういうことは中々住んでる方や工務店さんには
伝わらない場合が多いので書いてみました。
雨漏りの補修をする場合の参考にして貰えると嬉しいです。
谷垣徳憲'
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