バックアップを入れて仕上げたサッシまわりの断面図
こんばんは!
コーキングで住まいのすき間や穴を埋めてる谷垣です。
前回のブログ→現場で受けた質問に答えてみましたの続きのブログです。
・・・とその前に前回のおさらい書きますね。
コーキングを施工してる状態の時は歯磨き粉のような状態。
だからすき間(目地)に施工した時はすき間の形状や大きさによっては
当たりがないと止まらない。
そして仕上げるヘラからの力が逃げてしまう。
ということでした。
冒頭の図解はそれの断面図です。
手前側が外側です。
外側からヘラで仕上げるとヘラで押さえた力が奥の方に働きます。(図の細い矢印)
その力が奥にバックアップの当たりがあるので
力が横へかかりサッシと外壁の方向(図の太い矢印)にいくのでサッシと外壁にしっかりとくっつきます。
まあ、前回のブログはそんな感じでした。
そしてバックアップを入れるもう一つの理由は
施工が終わり、硬化してからコーキングは二方向から引っ張られるのに耐える強度よりも三方向から引っ張られる方が弱いです。
3面接着と2面接着
どの二面と三面か図で説明しますね。
2面接着で図解の左右二方向からの力には強いです。
3面接着で図解の上と左右からの力には弱くて切れやすいです。
これを防ぐのがバックアップです。
バックアップにはコーキングは接着しにくいです。
だから、バックアップの所は接着してないので3面接着にはなりません。
これが二つ目の理由です。
この二つの理由があるから
バックアップを入れてます。
バックアップを入れることでコーキングが長持ちするので
結果、家が長持ちします。
現場でお施主さんに聞かれた「それはなんで入れるんですか?」という質問に答えたえたのはそんな感じです。
それではまた!
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谷垣徳憲'
代表取締役 : プロシーリング有限会社
谷垣徳憲'
プロシーリング有限会社 代表取締役
1963年大阪市生まれ
大阪市鶴見区でコーキング屋を経営する。
雨漏りのことや住まいの気になるすき間や穴埋めの事等をブログで紹介している。
近年、雨漏りのご相談が増え、雨漏りでお困りの方が多くいると気付く。そこで、雨漏りのない安心できる生活をして貰える方が一人でも増えればという想いから、雨漏りの調査のできるコーキング屋として雨漏りの調査と修繕、修繕の提案もしている。
最近は建設業務の人材不足がを懸念して、職人さんを中心にコーチングで支援することも始めている。
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