築年数が経った外壁のベントキャップ
こんばんは。
雨漏りの原因のすき間や穴を見つけたり、
コーキングで住まいのすき間や穴を埋めて素敵な生活を応援する谷垣です。
今日は八幡市でコーキングの打ち替え工事でした〜
足場に上がって見ると画像のベントキャップ(室内の空気を循環させるヤツ)の廻りのコーキングが切れてました。
赤い矢印の辺りです。
こういうベントキャップの上部のコーキングが切れていると雨漏りの原因になることがあります。
以前、そういう事例がありました。
八年前のある日電話が鳴りました。
電話に出ると得意先の外壁屋さんからでした。
内容はその外壁屋さんが以前施工したお宅が雨漏りしたので一度見て欲しいというものでした。
その電話で日にちと時間を決めて後日そのお宅に伺いました。
伺うと連絡をくださった外壁屋さんとその建物の元請けの工務店の監督さんも来られてました。
先ずそのお宅にお住みのお客さんにお話を伺いました。
そうすると一階の窓の上部から雨が降ると雨漏りするということでした。
室内の雨漏りしているその窓を見せて頂いて、話を伺い外に出てその窓のある外壁をみました。
建物は3階建てでしたが雨漏りしている面は2階までしかありません。
そしてその雨漏りする窓の上にはジョイントや2階には窓もありません。
雨漏りの多くのパターンは雨漏りしている部分より上の窓とか外壁のジョイント部分から、雨水が入ってきている場合が多いです。
そういう可能性の高いような所が無かったので、元請けの工務店さんも外壁屋さんも原因が解らなかったのでボクに相談してくださったようです。
で、よ〜くその外壁を見てみると軒天のすぐ下付近に画像の様なベントキャップがありました。
それを見て気になったので持ってきていたハシゴを雨漏りしている外壁に立てかけ登ってみました。
そして、ベントキャップの上を見ると画像のような感じでベントキャップ廻りのコーキングが剥離してました。
で、その切れていたコーキングを打ち直しました。
そうすると雨漏りは止まりました。
ベントキャップなどの配管や配線などは外壁を貫通して室内や壁の内部に繋がっているので、そこから雨水が侵入すると雨漏りを起こす可能性が非常に高いです。
だから、新築時にこのベントキャップ廻りのコーキングは下部をコーキングせずにすき間をあけておくことで雨漏りする可能性は下がります。
ベントキャップのコーキングを打ち直しながら思い出していたのはそんなことです。
雨漏りでお困りのあなた、参考にして貰えると嬉しいです。
谷垣徳憲'
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