外壁を多く見てきた職人から見た家を建てるのにいい土地

縦目人

コーキングが傷んでいる外壁

こんばんは。

雨漏りの原因のすき間や穴を見つけたり、

コーキングで住まいのすき間や穴を埋めて素敵な生活を応援する谷垣です。

画像はたまたま見かけた家ですが、縦目地が切れて中のハットジョイナーが見えてます。

青いのがハットジョイナーです。

因みにハットジョイナーとはコーキングの下地に入れる部材です。

これを入れないとコーキングが切れやすいです。

基本的施工には入ってます。

さてさて、築年数が経つとコーキングにも寿命があるので切れるのは仕方ないと思います。

そして何気なく街を歩いていて見かけたこのお宅は、この面のコーキングが縦目地だけが切れていて

他の面の縦目地は全く切れてない状態でした。

コーキングを打ち替える仕事でもこのパターンでのコーキングの傷み方をよくみます。

では、なぜこの面だけコーキングが切れてたのか?

家を購入するときの参考になればと思いシェアしますね。

コーキングが弱って切れる原因はさまざまですが、

この壁のコーキングが切れている要因の一つとして、

すぐ横が道路になっていて車の交通量が非常に多いんです。

車が通ると地面が振動で揺れます。

特にダンプやトラックのような大きな車が通ると結構、振動したりします。

毎日、こうした振動があると、家が揺れて壁も揺れてどうしても壁の弱いところに負担がかかり、

サイディングの板と板のジョイントになってるコーキングの所が板の本体より弱いので切れやすいです。

だから外壁をたくさん見てきた職人の目線で見た、家を選ぶ条件は外壁の事を考えると大通りに面してるより、少しでも大通りから離れている住宅を選ぶほうがいいかもしれませんね。

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谷垣徳憲'

代表取締役プロシーリング有限会社
谷垣徳憲' プロシーリング有限会社 代表取締役 1963年大阪市生まれ 大阪市鶴見区でコーキング屋を経営する。 雨漏りのことや住まいの気になるすき間や穴埋めの事等をブログで紹介している。 近年、雨漏りのご相談が増え、雨漏りでお困りの方が多くいると気付く。そこで、雨漏りのない安心できる生活をして貰える方が一人でも増えればという想いから、雨漏りの調査のできるコーキング屋として雨漏りの調査と修繕、修繕の提案もしている。 最近は建設業務の人材不足がを懸念して、職人さんを中心にコーチングで支援することも始めている。