奥行のないすき間を塞ぐには・・・

 

コーキングというのは施工するときは歯磨き粉のようなドロッとした状態です。

それが固まったらゴムのような状態になります。

だから、施工するときの状態ではすき間が大きすぎたり、

すき間の奥に当たりがなければすき間にとどまらず落ちてしまいます。

そんな時止める方法はあるんですか?と聞かれる事があります。

すき間の形状や大きさによりますが

いろんな方法で止める事が出来る場合があります。

今日はその中で捨て打ちで止める方法をご紹介いたします。

    鉄骨の穴

鉄骨の穴

向こう側から光が漏れている鉄骨のすき間、

向こう側は空洞です。

鉄骨の厚み(5~10mm位)しかコーキングのうちしろがありません。

あ、因みにすき間風でほこりが入らないようにするためで

防水の為ではないので強度は求められてません。

施工するときのコーキングのドロッとした状態では普通に施工しても落ちてしまいます。

捨て打ちでスポンジを止めている

捨て打ちでスポンジを止めている

まず、捨て打ちといってコーキングをすき間の廻りに軽くのせます。

そして、スポンジのような軽いものをコーキングに引っ付けて止めます。

コーキングを打ったところ

コーキングを打ったところ

そのスポンジの表面に打ち込む感じじゃなくて

乗せる感じでコーキングを打ちます。

     仕上がり

仕上がり

後はヘラですき間の中へコーキングを入れていく感じじゃなくて

表面のコーキングを取るとい感じでしあげます。

そうするとうちしろのないすき間でもコーキングで塞げます。

すき間を塞ぐときの参考にしてもらえるとうれしいです。

 

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谷垣徳憲'

代表取締役プロシーリング有限会社
谷垣徳憲' プロシーリング有限会社 代表取締役 1963年大阪市生まれ 大阪市鶴見区でコーキング屋を経営する。 雨漏りのことや住まいの気になるすき間や穴埋めの事等をブログで紹介している。 近年、雨漏りのご相談が増え、雨漏りでお困りの方が多くいると気付く。そこで、雨漏りのない安心できる生活をして貰える方が一人でも増えればという想いから、雨漏りの調査のできるコーキング屋として雨漏りの調査と修繕、修繕の提案もしている。 最近は建設業務の人材不足がを懸念して、職人さんを中心にコーチングで支援することも始めている。