下屋根の上
シルバーウィークが終わって雨からのスタートの大阪です。
シルバーウィーク中に仕事を進められる分だけ進めてたのでよかったです。
週末まで微妙な天気予報ですが気分よくいきたいですね。
しごと柄、雨漏りの原因の箇所の特定と補修に行かせていただくことがあります。
原因は具体的にはいろいろありますが、
大きくみると経年劣化であることが多いです。
そして、ボクが行かせて頂くとすでにいろんなすき間をコーキングしていることが多いです。
おそらく住んでる方がご自分でコーキングしたあり、
あるいはその家を建てた工務店の方がなさってると思います。
原因の箇所のすき間を埋めれることがベストです。
それで問題が解決です。
しかし、ボクが見てきたかぎり、
原因ではないところをコーキングしていることは少なくありません。
コーキングですき間を埋めてもなにも影響がないところはいいんですけど、
埋めたばかりにかえって雨漏りがひどくなることもあります。
それのひとつが画像の下屋根の部分です。
画像の黒いブリキとかき色のかべの間の
少しかき色が白っぽくなってる所がわかりますでしょうか?
斜めの部分です。
画像のようにこの部分を埋めてしまうとかえって雨漏りの原因になります。
この部分は水や湿気を抜く為のすき間です。
この部分を埋めるとかべの内部に水が貯まることがあります。
溜まるとこの部分のかべの中が腐食してしまいます。
そして、この下屋根の下の部屋に雨漏りします。
ひどい場合は下の部屋の天井が落ちてしまうこともあります。
実際、この部分を埋めていたので
中が腐食してるのも見たこともありますし、
下の部屋の天井がひどいことになってるのも見たことがあります。
だから、雨漏りの補修のためにコーキングですき間を埋める場合は
このあたりに充分注意して下さい。
すき間には埋めていいすき間と埋めてはいけないすき間があります。
谷垣徳憲'
最新記事 by 谷垣徳憲' (全て見る)
- この瞬間もどの瞬間も・・・ - 2023年12月31日
- プロとプロではない人が使用するガンは違う - 2023年12月29日
- サイディングの目地の補修にはこれです。 - 2023年12月26日
- 水廻りにはどのコーキングを使用すれば良いの? - 2023年12月25日
- 最終チェックは全体を俯瞰してみる。 - 2023年12月23日