雨漏り補修に役立つ埋めていいすき間、ダメなすき間

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                 下屋根の上

 

シルバーウィークが終わって雨からのスタートの大阪です。

シルバーウィーク中に仕事を進められる分だけ進めてたのでよかったです。

週末まで微妙な天気予報ですが気分よくいきたいですね。

 

 

しごと柄、雨漏りの原因の箇所の特定と補修に行かせていただくことがあります。

原因は具体的にはいろいろありますが、

大きくみると経年劣化であることが多いです。

 

そして、ボクが行かせて頂くとすでにいろんなすき間をコーキングしていることが多いです。

おそらく住んでる方がご自分でコーキングしたあり、

あるいはその家を建てた工務店の方がなさってると思います。

原因の箇所のすき間を埋めれることがベストです。

それで問題が解決です。

しかし、ボクが見てきたかぎり、

原因ではないところをコーキングしていることは少なくありません。

コーキングですき間を埋めてもなにも影響がないところはいいんですけど、

埋めたばかりにかえって雨漏りがひどくなることもあります。

それのひとつが画像の下屋根の部分です。

画像の黒いブリキとかき色のかべの間の

少しかき色が白っぽくなってる所がわかりますでしょうか?

斜めの部分です。

画像のようにこの部分を埋めてしまうとかえって雨漏りの原因になります。

この部分は水や湿気を抜く為のすき間です。

この部分を埋めるとかべの内部に水が貯まることがあります。

溜まるとこの部分のかべの中が腐食してしまいます。

そして、この下屋根の下の部屋に雨漏りします。

ひどい場合は下の部屋の天井が落ちてしまうこともあります。

実際、この部分を埋めていたので

中が腐食してるのも見たこともありますし、

下の部屋の天井がひどいことになってるのも見たことがあります。

だから、雨漏りの補修のためにコーキングですき間を埋める場合は

このあたりに充分注意して下さい。

すき間には埋めていいすき間と埋めてはいけないすき間があります。

 

 

 

 

 

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谷垣徳憲'

代表取締役プロシーリング有限会社
谷垣徳憲' プロシーリング有限会社 代表取締役 1963年大阪市生まれ 大阪市鶴見区でコーキング屋を経営する。 雨漏りのことや住まいの気になるすき間や穴埋めの事等をブログで紹介している。 近年、雨漏りのご相談が増え、雨漏りでお困りの方が多くいると気付く。そこで、雨漏りのない安心できる生活をして貰える方が一人でも増えればという想いから、雨漏りの調査のできるコーキング屋として雨漏りの調査と修繕、修繕の提案もしている。 最近は建設業務の人材不足がを懸念して、職人さんを中心にコーチングで支援することも始めている。