雨漏りかどうかの見分け方

今日も雨漏りの話題です。

 

「雨漏りしてます。」という相談をうけて見に行かせていただくと

たまに、雨漏りではないことがあります。

どういうことか説明させて頂きますね。

 

雨漏りの相談を受けてそのお宅へ伺って見せて頂くと・・・

 

☆ コーキングマイスター・プロシーリング(有)谷垣徳憲のブログ☆
外壁の下部

画像の赤い丸のサイディングの下と、

茶色っぽい土台水切りの部分を指差して

「壁のどこかが雨漏りしてここから雨水が出てくるんです。」

とおっしゃいます。

 

しかし、このすき間から雨水が出てくるのは外壁が正常だということが言えます。

基本的な施工方法で貼っている場合は

サイディングの板の裏側には防水紙が貼ってあり、

この防水紙によって部屋内に雨水が入るのを防いでいます。

この防水紙があることで、水は下へと流れていきます。

そして防水紙で弾かれた雨水が画像の赤マルのすき間から流れ出てきます。

これは雨漏りではありません。

壁がこんな仕組みになっているので

赤マルのすき間から出てくる雨水はなにも問題はないです。

逆に正常に壁本来の仕組みが機能しているのでご安心下さい。

では、その他のすき間から、雨水がでる場合

例えばサイディングとサイディングのジョイント部分から

流れ出てくる場合もほぼ大丈夫です。

問題があるのは、クロスなどお部屋内に染みてきたときです。

サイディングが外壁の場合は、

雨漏りかどうかの基準は防水紙より内側に入ったときだけです。

 

 

 

 

 

The following two tabs change content below.

谷垣徳憲'

代表取締役プロシーリング有限会社
谷垣徳憲' プロシーリング有限会社 代表取締役 1963年大阪市生まれ 大阪市鶴見区でコーキング屋を経営する。 雨漏りのことや住まいの気になるすき間や穴埋めの事等をブログで紹介している。 近年、雨漏りのご相談が増え、雨漏りでお困りの方が多くいると気付く。そこで、雨漏りのない安心できる生活をして貰える方が一人でも増えればという想いから、雨漏りの調査のできるコーキング屋として雨漏りの調査と修繕、修繕の提案もしている。 最近は建設業務の人材不足がを懸念して、職人さんを中心にコーチングで支援することも始めている。