剥離したコーキング
こんばんは、雨漏り調査、修繕と、修繕のご提案が出来るすき間穴埋め専門家の谷垣徳憲’です。
以前、見積もりに行かせて頂いたお宅の外壁に画像のような切れが結構ありました。
こういう風にコーキングが切れると、雨漏りするんじゃないかと不安です。
ということをおっしゃる方がおられます。
しかし、サイディングの施工を基本通りに施工していれば
雨漏りは起こる事はありません。
サイディングを貼った外壁は
コーキングの寿命がきて切れる事が前提の上での仕組みで施工されてます。
ではなぜコーキングは切れるのか?
ということについて書かせて頂きます。
理由は大きく分けて4つあります。
1、施工不良によるもの
2、立地条件によるもの
3、自然災害によるもの
4、製品の不良によるもの
それぞれ詳しく書かせて頂きますね。
1の施工不良によるもの
コーキングをしっかりと目地にくっつける為には
プライマーという接着剤のようなものを塗布して施工します。
このプライマーを塗らずにコーキングを施工するとかなり切れ易くなります。
またはプライマーを塗布しても直ぐに施工してもだめだし、
プライマーを塗布してから時間が経ちすぎてから施工してもダメです。
それとサイディングの貼り方に問題があっても切れてしまいます。
ちゃんと適材適所に部材が使用されて、目地幅や深さが適正でなければ
コーキングが切れ易くなります。
要は職人さんの技術によるところが大きいわけです。
2の立地条件によるもの
以前書いた記事に切れやすい条件を書かせて頂きました。
記事はココをクリック
それとすぐ横とか、近くに大きい道路があると切れやすいです。
それは大きい道路があれば車が頻繁に走ります。
その車の振動が家を微妙に揺らします。
その揺れた振動の負担が壁の一番柔らかくて弱いコーキングにかかってきれます。
3の自然災害によるもの
これは地震の揺れ、台風等の強い雨や風によるものです。
そして災害とは違いますが、
紫外線も当たりすぎると劣化して切れやすくなります。
4製品の不良によるもの
これはコーキングの製品としての不良だけではなくて
サイディング及び住宅の部材も含みます。
大きな理由としては以上なことが要因です。
どれか1つでも切れる理由になりますが、
この中のいくつかの理由が重なって
通常の寿命(7~10年)より短くなることがあります。
いずれにしろ寿命より早く切れたら
建てたハウスメーカーさん、工務店さんに早い時期に相談する事をおすすめします
谷垣徳憲'
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