コーキングはどれぐらいで固まるの?

         一液性のコーキング材

こんばんは、雨漏り調査、修繕と、修繕のご提案が出来るすき間穴埋め専門家の谷垣徳憲’です。

年末ですね。

お仕事は何日までやられるのでしょか?

ボクは29日から休めそうです。

 

さてさて、コーキングというのは施工してすき間がコーキングで埋まったからといって、はいどうぞご自由にお使いくださいとはなりません。

どういうことかというと、硬化するまで触れないわけです。

触ると手についたり、服に触れたらコーキングが取れなくて服が台無しになります。

なのでリフォームなどのお客さんがお住みになっている建物を施工する場合は、硬化する頃まで気になります。

だから注意喚起の張り紙などを施工後貼ることがあります。

その張り紙も硬化する頃に剥がします。

それを剥がすのを元請けの工務店さんにお願いすることが多いです。

先日も剥がしに行っていただきました。

そうすると「剥がそうと思ったけどコーキングを触ると少し柔らかいです。後どれぐらいで硬化しますか?」と連絡がありました。

実はコーキングというのは種類によって硬化の仕方が違います。

そして硬化するスピードも違います。

コーキングには一液性と二液性があります。

        二液性のコーキングの攪拌

ニ液性は基材と硬化剤を攪拌機などで撹拌して硬化します。

一液性は空気中の湿気に反応して硬化します。

それぞれ硬化する方法が違います。

そして方法だけではなくて硬化の仕方も違います。

一液性は表面から中側に硬化していきます。

空気に触れるところから徐々に硬化していくわけです。

二液性は基材と硬化剤が反応して全体的に硬化していきます。

だから全体的に硬化していくのですね。

しっかり全体的に硬化するのは二液性の方が早く、一液性は表面から硬化します。

一液性の硬化の速度としては表面から1日1ミリ程度硬化するのを目安にするくらいでいいと思います。

もちろん気温に影響をうけるので季節によっても変わってきます。

だから、一液性は表面が硬化していても中の方は打った時のまんまの状態が数日は続きます。

その状態だと表面は硬化しているけど触ると柔らかいということになります。

要は質問をお受けした状態になるのですね。

でコーキングが硬化するのは二液性と一液性で違っていて二液性だと2~3日、一液性だと厚み✖️日数になります。

あとどれぐらいで硬化しますか?という質問に答えたのは、だいたいそんなことです。

DIYや工期を考える場合の参考にして貰えると嬉しいです。

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谷垣徳憲'

代表取締役プロシーリング有限会社
谷垣徳憲' プロシーリング有限会社 代表取締役 1963年大阪市生まれ 大阪市鶴見区でコーキング屋を経営する。 雨漏りのことや住まいの気になるすき間や穴埋めの事等をブログで紹介している。 近年、雨漏りのご相談が増え、雨漏りでお困りの方が多くいると気付く。そこで、雨漏りのない安心できる生活をして貰える方が一人でも増えればという想いから、雨漏りの調査のできるコーキング屋として雨漏りの調査と修繕、修繕の提案もしている。 最近は建設業務の人材不足がを懸念して、職人さんを中心にコーチングで支援することも始めている。