外壁にすき間があいて心配です?という質問に答えてみました。

アイジャクリカビ

画像の真ん中の黒っぽい横ラインがアイジャクリ

こんばんは、雨漏り調査、修繕と、修繕のご提案が出来るすき間穴埋め専門家の谷垣徳憲’です。

普段は戸建住宅の外壁のコーキングの施工をすることが多いです。

その中でも比較的多いのがサイディングのコーキングのです。

ボクが直接施工するだけで多い年で年間200軒くらい携わります。

そうするとお施主さんや現場の職人さんなどから外壁やコーキングに関して質問をお受けします。

以前にもお見積もりに行かせていただいたところのお施主さんから受けた質問で「横のラインのすき間が気になります。コーキングしなくて大丈夫ですか?」という質問をお受けしました。

横ラインというのはアイジャクリのことです。

冒頭の画像のようなところです。

確かに少しすき間があいてるので構造がわからないと気になります。

この部分はしっかりと雨水が入らないように作られています。

IMG_4104

     外壁を横から見たアイジャクリ付近の断面図

手作りの断面図です(笑)

アイジャクリの矢印が指してるところが画像の黒っぽい横ラインです。

図で見るとわかると思いますが上のサイディングの下部の裏部分に下のサイディングが立ち上がってます。

そしてすき間が開かないようにゴムがついてます。

このゴムで雨水を室内側に入れないようになってます。

だから、質問の横ラインはコーキングしなくても大丈夫なんです。

逆にコーキングを打ってしまうと打つように目地もあいてないので適正なコーキングが打てません。

コーキングが適正に打てないと直ぐに白化してしまい易いです。

白化とはチョークの粉のように白く粉々になってしまうということです。

だから、横ラインはコーキングを打たない方がいいというより打ってはいけないところなのです。

外壁のすき間にはあいていても大丈夫な箇所があるということですね。

 

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谷垣徳憲'

代表取締役プロシーリング有限会社
谷垣徳憲' プロシーリング有限会社 代表取締役 1963年大阪市生まれ 大阪市鶴見区でコーキング屋を経営する。 雨漏りのことや住まいの気になるすき間や穴埋めの事等をブログで紹介している。 近年、雨漏りのご相談が増え、雨漏りでお困りの方が多くいると気付く。そこで、雨漏りのない安心できる生活をして貰える方が一人でも増えればという想いから、雨漏りの調査のできるコーキング屋として雨漏りの調査と修繕、修繕の提案もしている。 最近は建設業務の人材不足がを懸念して、職人さんを中心にコーチングで支援することも始めている。