雨漏りを止めるコーキングの打ち方

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お施主さんがご自分で施工したコーキング

こんばんは、雨漏り調査、修繕と、修繕のご提案が出来るすき間穴埋め専門家の谷垣徳憲’です。

さてさて、お盆休みの方も多いのかなと思います。

そしてお盆休みに関東は台風が上陸しました。

こういう台風などで大雨が降ってご自分の家が雨漏りしていると、お盆休み中なのでご自分で補修する方もおられるんじゃないかと思います。

そんなご自分で雨漏りのご自分で補修をした現場に行くことがあります。

ん?なぜ補修した後にいくの?と疑問がわきますよね。

それは補修されて始めは雨漏りが止まったけど

暫くしてまた雨漏りしたのでコーキングして欲しいとご依頼があったので行ったことがあります。

 

 

現場に行くと確かに画像のようなコーキングをした箇所が何箇所かありました。

外壁にコーキングが盛り上がるくらい施工されてました。

たまにコーキング沢山つけといてというようなことを言われる場合があります。

多分冒頭の画像の様なイメージだと思います。

確かに多くコーキングがついてると安心出来そうです。

しかし、コーキングは適した箇所に適した量を施工しないと

効果を発揮しません。

このお宅もそれが原因で雨漏りが止まらなかったと思います。

原因のクラックの入ったすき間にコーキングが入ってませんでした。

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        引っ張って古いコーキングを撤去

 

なぜそれがわかるかと言うと

コーキングを手で引っ張るだけで

簡単に剥がれてしまうからです。

そしてすき間の表面にしかコーキングがついてなくて

クラックの奥のすき間にはついてませんでした。

こういう状態だと雨漏りは止まりません。

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        コーキングを撤去したクラック

 

すき間の中いっぱいにコーキングを打ち込まないと止めることは出来ません。

だから、ノズルをしっかりとすき間に当てて奥まで打ち込みます。

そして、奥に入れる様にヘラやバッカーで仕上げます。

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           バッカーでの仕上げ

 

できるだけ奥まで入れるイメージで仕上げます。

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              仕上がり

 

あくまでも応急処置的な補修ですが

これでこの箇所から雨漏りすることはなくなります。

この表面に塗装するとあまり目立たなくなります。

 

もしあなたがご自分で雨漏りの補修をコーキングでされる場合は

表面につけるんじゃ無くて

クラックのすき間の奥まで打ち込むイメージで補修して下さいね。

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谷垣徳憲'

代表取締役プロシーリング有限会社
谷垣徳憲' プロシーリング有限会社 代表取締役 1963年大阪市生まれ 大阪市鶴見区でコーキング屋を経営する。 雨漏りのことや住まいの気になるすき間や穴埋めの事等をブログで紹介している。 近年、雨漏りのご相談が増え、雨漏りでお困りの方が多くいると気付く。そこで、雨漏りのない安心できる生活をして貰える方が一人でも増えればという想いから、雨漏りの調査のできるコーキング屋として雨漏りの調査と修繕、修繕の提案もしている。 最近は建設業務の人材不足がを懸念して、職人さんを中心にコーチングで支援することも始めている。