雨漏りの原因の見つけ方の事例

7C2DB3DE-834E-4C7F-B97D-B0094834E571

雨漏りが発生している寝屋川市の3階建

こんにちは。

雨漏り調査の出来るすき間穴埋め専門家コーキングマイスター谷垣徳憲’です。

沖縄は早くも梅雨明けして、その他の北海道を除く地域では梅雨入りしましたね〜

今年の梅雨は雨が多いという予報です。

雨が多いと普段雨漏りが無かっても、雨漏りが発生する場合があります。

というか雨漏りしていても量が少なかったり、短時間の雨だったので今まで気付かなかっただけという可能性もあります。

「雨漏りを止めるのは難しい」ということをよくお聞きします。

しかし、原因をしっかり把握すると簡単に止まります。

中にはそんなんでホントに止まるの?とビックリされるくらい(笑)

原因が解るとそれくらい簡単に止まります。

ということで雨漏りでお困りのあなたに参考になればと思い、以前雨漏り調査させて頂いた事例をご紹介します。

調査させて頂いたのはのは大阪府内の寝屋川市です。

木造の3階建の住居です。

雨漏りが発生している箇所は複数だとお訊きしました。

四箇所雨漏りが発生しているお宅でした。

屋根裏部屋の窓が2箇所、3階の窓、2階の窓の4箇所です。

その中で今回は屋根裏部屋の窓の2箇所あるうちの1箇所の雨漏りの原因について書きますね。

6A5F8B41-5647-41BE-81B2-586AEFAF44F9

屋根裏部屋の窓

画像が屋根裏部屋の窓です。

そして赤マル部分が雨漏りで出来た雨染みです。

雨染みで木目が濃いくなっています。

これがあると雨漏りが発生している可能性が高いということです。

こういう場合に調査を開始するのは、この窓の外部に出て窓の横から散水調査をします。

そして、様子を見ながら徐々に散水する位置を変えていきます。

人によって調査の仕方は違います。

ボクの場合は横へずらして順番に下から上に散水調査していきます。

調査していくと雨漏りの原因の箇所に散水すると水が雨漏りの発生している窓から出ます。

6A172B7C-CAFF-4347-AC09-02A8F7E8C4C9

散水調査の水が出て来た窓

このお宅も散水調査で水が出てきました。

集中して水をかけるので多く出てきます。

 

 

どこに水をかけて出てきたかというと・・・

64633D54-F03D-4283-AF60-0994FF619E40

散水調査で壁に水をかけている

 

画像の赤マルのTVアンテナの引き込み線を外壁から入れている穴が原因でした。

こういう穴は壁の内部を通っています。

その穴の廻りはこの建物を建てた当時はコーキングで塞がれていたと思います。

年月が経つとそのコーキングも劣化して粉々になり無くなってしまいます。

それでTVアンテナの線の廻りにすき間ができて、そのすき間からTVアンテナの線をつたって雨が入っていました。

壁の内部まで繋がっているので雨漏りの原因になり易いです。

最近建てた建物はこうならない様な工法で施工するのが標準ですので過度のご心配は無用です。

古い建物はこういうことがたまに起こります。

ACEA0C18-DD26-4B05-B312-D5BAED497688

コーキングで修繕

水で外壁が濡れているとコーキングがくっ付かないので、この日はほかの3箇所も調査して終了。

後日コーキングで修繕しました。

赤マルの部分をコーキングで施工しました。

原因のTVアンテナの線の廻り、それと月日が経つと雨漏りの原因になりそうな、サッシ廻りと外壁と破風の取り合いをコーキングで施工しました。

このあと塗装をします。

というかもう全ての工事も終わり2ヶ月ほど経ちます。

雨も工事が終わってだいぶ降りましたが、「雨漏りしていません。」と連絡を頂きました。

ホントに嬉しい連絡です。

嬉しいのと同時にホッとします。

梅雨に入ってもお客さんが普通に暮らして頂いてると思うとじんわり嬉しいです。

 

 

・・・ということで雨漏りでお困りのあなたの原因を見つける参考になれば嬉しいです。

 

 

The following two tabs change content below.

谷垣徳憲'

代表取締役プロシーリング有限会社
谷垣徳憲' プロシーリング有限会社 代表取締役 1963年大阪市生まれ 大阪市鶴見区でコーキング屋を経営する。 雨漏りのことや住まいの気になるすき間や穴埋めの事等をブログで紹介している。 近年、雨漏りのご相談が増え、雨漏りでお困りの方が多くいると気付く。そこで、雨漏りのない安心できる生活をして貰える方が一人でも増えればという想いから、雨漏りの調査のできるコーキング屋として雨漏りの調査と修繕、修繕の提案もしている。 最近は建設業務の人材不足がを懸念して、職人さんを中心にコーチングで支援することも始めている。