外壁の寿命に繋がる養生期間

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コーキングを打った直後の建物

こんばんは。

雨漏りの原因のすき間や穴を見つけたり、

住まいの気になるすき間や穴を埋めて素敵な生活を応援する谷垣です。

ここ数日はぐっと寒くなりましたね〜

明日も少し寒そうですね。

防寒対策してのぞみましょうね。

そして寒くなるこの時期になるとよく訊ねられる事で

コーキングはどれくらいで固まるんですか?

というものがあります。

先日行かせて頂いた現場でもペンキ屋さんに聞かれました。

塗装を塗る段取りもありますからね〜

まず硬化するスピードは材料の種類によります。

戸建住宅の外壁で使用する材料は一液性のものが適しています。

一液性の材料とはホームセンターで売っているカートリッジのコーキングがそうです。

因みに二液性の材料というのもあって

それは、基剤と硬化剤を混ぜて硬化させて使用するものです。

話をもどすと、

一液性の材料は

気温が低くなると硬化が遅くなります。

(基本的には一日一ミリ程度表面から硬化します)

硬化するのは施工してから中2日くらいで表面はしっかり硬化します。

塗装などをする時は工期のこともあるのでそれも考えないといけませんが

理想としてはできたら5日くらい養生期間をおくのがいいと思います。

長いと感じますよね。

残念ながら施工のしかたで硬化速度を調整できないんですね。

一液性なので硬化を早める溶剤も入れることもできません。

だから、コーキングを施工してその外壁の表面に塗装等をしない場合は大丈夫ですが、

塗装する場合は養生期間を充分とる事をおすすめします。

充分コーキングが硬化してないのに塗装をすると、コーキングの表面の塗装がひび割れてくることがあります。

これはコーキングがしっかり固まってない状態で塗装すると硬化するまで微妙に動くコーキングに塗装がついて行けないので、ひび割れが起こります。

そして、この状態で気をつけた方がいいのが塗装だけがひび割れてるのに中のコーキングもひび割れてると勘違いしてしまうことです。

表面の塗装のひび割れだけだと塗装をもう一度塗るだけで補修できます。

しかし、コーキングのひび割れだと勘違いすると、

その部分のコーキングをもう一度打ち直さないといけないかな?っと思ってしまうことです。

よく確認する必要はありますが打ったばかりのコーキングがひび割れることはほぼありません。

そんなトラブルを起こさないためにも工期を決める時、今のような時期に外壁を塗装する時は

コーキングの養生期間を少し多くとる事をおすすめします。

そしてそれが外壁の寿命が長くなることに繋がり、お住みになる方にも喜んで頂けるのかなっと思います。

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谷垣徳憲'

代表取締役プロシーリング有限会社
谷垣徳憲' プロシーリング有限会社 代表取締役 1963年大阪市生まれ 大阪市鶴見区でコーキング屋を経営する。 雨漏りのことや住まいの気になるすき間や穴埋めの事等をブログで紹介している。 近年、雨漏りのご相談が増え、雨漏りでお困りの方が多くいると気付く。そこで、雨漏りのない安心できる生活をして貰える方が一人でも増えればという想いから、雨漏りの調査のできるコーキング屋として雨漏りの調査と修繕、修繕の提案もしている。 最近は建設業務の人材不足がを懸念して、職人さんを中心にコーチングで支援することも始めている。