コーキングを適材適所に使わないと剥離、目地切れします

 

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コーキングには沢山の種類がある

 

こんばんは。

雨漏りの原因のすき間や穴を見つけたり、

コーキングで住まいのすき間や穴を埋めている谷垣です。

コーキングにはたくさんの種類があります。

変成シリコーン、ポリウレタン、ポリサルファイド、油性・・・等々

種類もありますが材料の性質もあります。

その中でモジュラスというものがあります。

使い方としては低モジュラスとか高モジュラスという言い方があります。

これはコーキングを引っ張って伸びた分元に戻ろうとする力の事を言います。

低モジュラスが戻ろうとする力が弱く、伸びたら伸びたままで

高モジュラスはその逆で元に戻ろうする力が強いです。

では、なぜその様な違いのあるコーキングがあるのかという事ですよね。

これは建物には木造の戸建住宅の外壁は人間が見ただけではわからない程度微妙に動いています。

そして動いて目地が広がったままだったりします。

一方、鉄筋コンクリートで出来た建物の外壁はほぼ動ごいていません。

動きのある戸建住宅の外壁にはその動きに追従するというか

広がったら広がったままの目地に対応できる様な低モジュラスのコーキングが適しています。

高モジュラスはその逆であまり動きのない外壁の鉄筋コンクリート等に適しています。

そういう風に適材適所で使用しないと早い時期に剥離といって切れて目地にすき間があいてしまいます。

アナタがご自分の住まいに使用する場合はその辺の事を気をつけてコーキングを使用する事をおすすめします。

今日は低モジュラスって何?という質問を現場で大工さんに聞かれたので書いてみました。

ではでは。

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谷垣徳憲'

代表取締役プロシーリング有限会社
谷垣徳憲' プロシーリング有限会社 代表取締役 1963年大阪市生まれ 大阪市鶴見区でコーキング屋を経営する。 雨漏りのことや住まいの気になるすき間や穴埋めの事等をブログで紹介している。 近年、雨漏りのご相談が増え、雨漏りでお困りの方が多くいると気付く。そこで、雨漏りのない安心できる生活をして貰える方が一人でも増えればという想いから、雨漏りの調査のできるコーキング屋として雨漏りの調査と修繕、修繕の提案もしている。 最近は建設業務の人材不足がを懸念して、職人さんを中心にコーチングで支援することも始めている。