雨で流れてしまうコーキング?

ALC

ALCの外壁

同じ質問を受けたので加筆修正しました。

雨漏りの原因のすき間や穴を見つけたり、

住まいのすき間や穴をコーキングで埋めて素敵な生活を応援する谷垣です。

今日の大阪は朝から雨でした。

季節の変わり目だから晴れた日が続かず雨が降ります。

雨が降るのも一日シトシトと降るパターン、

降ったり止んだりするパターン、

朝や午前中だけ降ってあとは降らないパターン

朝や午前中は止んでるけど昼から降るパターン等々色んなパターンがあります。

この中で昼から降るパターンで降るまでにコーキングの施工を終わらせることがあります。

それは工期のこともあるので依頼者さんの希望もあるので

多人数で現場に入って終わらせるというやり方です。

コーキングというのは施工する箇所が濡れてるとつきません。

コーキングは水をはじくので防水できます。

だから、逆に水にははじかれ、濡れてる箇所にはつきません。

つかないとコーキングとその箇所の間にすき間ができ、

そのすき間から雨が入って、雨漏りの原因になってしまいます。

だから、雨の直ぐ後で濡れてると施工はできません。

午前中や夕方近くまで降ると現場にもよりますが、ほぼ施工はダメです。

そしてそれとは別に昼からとか夕方とかから降るパターンの場合がかります。

朝現場へ向かう時、昼から雨が降るかどうか微妙な場合は依頼者さまと連絡を取ることが多いです。

または朝現場でお会いして打ち合わせします。

その時に受ける質問で多いのが

「雨がかかるとコーキング流れてしまいませんか?」

という質問です。

ちょくちょく聞かれます。

それについて今日は書かせていただきます。

コーキングというのは施工箇所の適正や

工事には予算があるのでコスパによって使用する材料が違います。

コーキングにはたくさん種類があるということです。

材料種類

コーキングの種類

上記のようにたくさん種類があります。

この種類の中で一般的な建物に使用されてるコーキングでは

施工した後雨がかかったら流れるものはアクリル系の材料です。

水性なので水に溶けてしまいます。

施工してからどれくらい雨にかかると溶けるのかというと

今の季節はしっかり硬化するまで2日間くらいかかるので

それまでは水がかかるとダメです。

冬だともっと長くなります。

温度にもよりますが倍以上かかると思っておいた方がいいです。

特に梅雨時期はいつ雨が降るかわからないので施工しにくいです。

で、この材料がよく使用されてるのが冒頭の画像のような会社とか倉庫などの建物です。

画像の縦に線のように見える目地に主に使用されます。

要するにこの材料以外の変成シリコーンやシリコーン、ポリウレタン、ポリサルファイドなどの

一般的な建物によく使用されてるコーキングは

施工後、雨が降っても流れるようなことはないので大丈夫ということです。

コーキングが流れませんか?の質問については以上のようなことです。

 

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谷垣徳憲'

代表取締役プロシーリング有限会社
谷垣徳憲' プロシーリング有限会社 代表取締役 1963年大阪市生まれ 大阪市鶴見区でコーキング屋を経営する。 雨漏りのことや住まいの気になるすき間や穴埋めの事等をブログで紹介している。 近年、雨漏りのご相談が増え、雨漏りでお困りの方が多くいると気付く。そこで、雨漏りのない安心できる生活をして貰える方が一人でも増えればという想いから、雨漏りの調査のできるコーキング屋として雨漏りの調査と修繕、修繕の提案もしている。 最近は建設業務の人材不足がを懸念して、職人さんを中心にコーチングで支援することも始めている。