現場で訊かれた壁にすき間があいてるけど大丈夫?という質問に答えてみました

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アイジャクリのすき間があいている

こんばんは。

雨漏りの原因のすき間や穴を見つけたり、

コーキングですき間や穴を埋めて素敵な生活の応援する谷垣です。

戸建住宅の外壁のコーキング工事は街中ですることが多いです。

そして、大工さんや左官屋さんのようにコーキングという仕事はメジャーでなく

珍しいので現場に近所の方が見に来ることがよくあります。

そうすると話しかけられるわけですね。

「何年くらいやってるの?」とか「どれくらいで一人前になれるの?」

ということとか、「うちの家もコーキングあるの?」・・・様々な質問を受けます。

先日も現場の近所の年配の奥さんに「うちの家の壁にすき間あいてるけど大丈夫かな?」

という質問を受けました。

冒頭の画像はその家の外壁ではないですが同じような感じになってるものです。

まずこのすき間は画像程度だとあいていても大丈夫です。

ここが原因で雨漏りもすることはありません。

ではではなぜ大丈夫なのかお伝えしますね〜

このサイディングの外壁は一枚が高さが45.5cmの巾のボードになっています。

それを貼り合わせています。

ボードが重なり合わせているところがアイジャクリというジョイントの構造になっています。

どんなのかというと、、、

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サイディングボードの上の部分

このサイディングボードの上のところに次のサイディングボードが積み上げられます。

その積み上げられるサイディングボードの下端の構造は

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サイディングボードの断面

下のサイディングが差し込めるようになっています。

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上のボードと下のボードのジョイント部

こういう構造になっています。

そしてジョイント部のすき間にはゴムがあるので雨水が入らないようになっています。

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アイジャクリ部のゴム

こういう構造になっているので少々すき間が空いてきても殆ど雨水は入ったりしません。

もし仮にですよ、仮に入っても室内には入らないように考えられています。

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防水紙を貼った下地

下地に防水紙が貼られているので雨漏りはしない構造になっています。

基本通り施工されていればこういう造りになっているので安心して大丈夫です。

現場で近所に住んでる人に訊かれて答えたのはそんな感じです。

 

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谷垣徳憲'

代表取締役プロシーリング有限会社
谷垣徳憲' プロシーリング有限会社 代表取締役 1963年大阪市生まれ 大阪市鶴見区でコーキング屋を経営する。 雨漏りのことや住まいの気になるすき間や穴埋めの事等をブログで紹介している。 近年、雨漏りのご相談が増え、雨漏りでお困りの方が多くいると気付く。そこで、雨漏りのない安心できる生活をして貰える方が一人でも増えればという想いから、雨漏りの調査のできるコーキング屋として雨漏りの調査と修繕、修繕の提案もしている。 最近は建設業務の人材不足がを懸念して、職人さんを中心にコーチングで支援することも始めている。