現調で受けた質問に答えてみました〜

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1液性のコーキング

 

こんばんは。

コーキングですき間や穴を埋めて素敵な生活を応援する谷垣です。

連休ですね、いかがお過ごしですか〜🎶

ボクは親子で京都へ行ってきました。

美術館へ行ったり、お彼岸なのでおはぎを買いに行ったりしました〜

芸術を観たりすると豊かな気持ちになりますね。

遊びも大切ですね〜^_^

 

 

さてさて、コーキングについて色んな質問を受けることがあります。

建築の仕事の中ではあまりメジャーではないので

現場で働く他業種の職人さんからも質問を受けます。

先日も見積もりの為に現調にいくと・・・

あ、現調というのは現場を下見して調査することです。

で、現調に行くとその現場の依頼主の塗装屋さんから

コーキングは1液性と2液性はどっちが良いの?っという質問をお受けしました。

どっちが良いというのはなくてコーキングには適材適所があります。

外壁には鉄筋コンクリートであったり、

ALCであったりサイディングであったり、

モルタルであったり、その他沢山の種類があります。

で、その現調に行かせて頂いたお宅はサイディングだったので

今日はサイディングでお伝えしますね。

 

結論からいうと1液性の方が適しています。

1液性とはそのまま施工したら、空気中の湿気に反応して硬化するタイプです。

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カートリッジタイプの1液性のコーキング

画像が1液性のコーキングです。

ホームセンターに置いてあるタイプです。

で、現場で実際これを使うとコストが高くなってしまい、

お客さんにも負担がかかるのでよく使うのが冒頭の画像のタイプです。

中身はほとんど一緒で缶に入ったものです。

でね、コスト以外にも戸建て住宅のサイディングに適した理由はありますが

長くなるのでまたの機会にするとして・・・

ではなぜ2液性が適してないと思うのかというと

先日の外壁の改修工事に行かせて頂いた現場の例でお伝えしますね。

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表面がブツブツしている

先日行かせて頂いた現場の上の画像はサッシの上のコーキングです。

画像でおわかり頂けるでしょうか。

ブツブツがあります。

これはエアーが入って膨れています。

撤去すると・・・

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コーキングにすき間が・・・

コーキングの中がすき間だらけです。

これはおそらく2液性を撹拌したときに入った空気です

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2液性のコーキング

*画像と本文は関係ありません

2液性のコーキングというのは基剤と硬化剤を現場で撹拌させてしようします。

撹拌して基剤と硬化剤の化学反応で硬化します。

だから、撹拌するときに空気が混じる場合があります。

その空気が画像のブツブツになる場合があります。

それともう一つの2液性を使用する場合のリスクは

基剤と硬化剤を攪拌器で撹拌するのですがうまく撹拌できない場合があります。

そうすると硬化しないこともあります。

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硬化していないコーキングの撤去

硬化不良する可能性があるわけです。

あ、材料自体を言っているのではなくて攪拌器の問題であったり、

扱う職人さんの問題であったりすることもあるということです。

全部を否定してるのではないです。

適材適所に使用すると良い材料です。

 

というわけで現調で受けた質問に答えたのはそんなことです。

家を建てるときの参考にして頂くと嬉しいです^_^

 

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谷垣徳憲'

代表取締役プロシーリング有限会社
谷垣徳憲' プロシーリング有限会社 代表取締役 1963年大阪市生まれ 大阪市鶴見区でコーキング屋を経営する。 雨漏りのことや住まいの気になるすき間や穴埋めの事等をブログで紹介している。 近年、雨漏りのご相談が増え、雨漏りでお困りの方が多くいると気付く。そこで、雨漏りのない安心できる生活をして貰える方が一人でも増えればという想いから、雨漏りの調査のできるコーキング屋として雨漏りの調査と修繕、修繕の提案もしている。 最近は建設業務の人材不足がを懸念して、職人さんを中心にコーチングで支援することも始めている。