各波鋼板のジョイントとサッシの上部
こんばんは!
住まいのすき間や穴をコーキングで埋めてる谷垣です。
今日も雨漏りの事例です。
独立して間もない頃、
今から12~13年くらい前の事です。
ある工場の外壁のコーキングの打ち替えの依頼を頂きました。
その外壁が画像と同じのガルバの角波鋼板でした。
角波というのは工場や倉庫等に使用されてるカクカクとしたブリキの外壁です。
画像は最近施工したもので当時の画像ではありません。
で、依頼を受けて、施工自体は問題なく監督さんの指示通りに終わりました。
数日して監督さんから連絡が入りました。
「コーキングに問題はないけどサッシから雨漏りしている。」という連絡でした。
見に行くと確かに雨漏りしていました。
しかし、サッシの上部を見てもコーキングに穴があいてるとか
しっかりくっついていなくてすき間があいてることもありません。
雨漏りしているサッシより上の部分をみても原因になりそうな箇所もありません。
で、どこか見逃してないかじっくりもう一度じっくり見てると
各波と各波のジョイント部分が目に入ってきました。
なんか怪しいなっと思い、雨が降ってる時に現場にいったのでジョイント部とサッシの上部が重なってる箇所、
丁度、画像のような箇所の施工したサッシの上のコーキングを切って取り除いてみました。
そうすると、雨漏りが止まったんですね。
それで雨漏りの原因がわかりました。
各波と各波のジョイント部の裏に回った雨水がそのままサッシの上に流れて
コーキングしてるので外に抜けれなくなって
室内に流れこんでしまってたんですね。
だから、サッシの上部のコーキングを切り取ると外に流れるようになって雨漏りが止まったということです。
今のできるだけの自分の文章力を出し切ったんですが、うーん、伝わったでしょうか?
でね、それから各波を施工する場合はサッシの上のジョイント部分はコーキングを施工するようにしました。
コーキングを施工する前のジョイント部とサッシの上部
コーキング施工後のジョイント部とサッシの上部
こうしてからはこの部分からの雨漏りはなくなりました。
もし、この画像のような角波を使っていて雨漏りしてる場合はこの部分をチェックするといいかも知れませんね。
ではでは。
谷垣徳憲'
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