雨漏りの原因がわからない場合のチェックポイント

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外壁に付いてる丸型の通気ガラリ

 

日曜日いかがおすごしでしょうか?

こんばんは!

コーキングで住まいの気になるすき間穴埋めをしている谷垣です。

 

最近の大阪は雨の日が多いです。

あなたの街はどうでしょうか?

こういう雨の日が続くと今まで雨漏りしていなくてもする場合があります。

というかしていても気付かなかったのかも知れません。

そして、原因がわかれば止めるのも簡単です。

だから、今日は一つの事例をご紹介しますので

原因を突き止めるのに参考にしてもらえると嬉しいです。

 

以前、得意先の外壁の施工している会社の担当者さんから電話で

「3年前くらい前に施工した物件が雨漏りしてます。」

という連絡を受けたことがあります。

弊社が施工した物件なので、

お施主さんと担当者さんと日時を調整して見にいきました。

雨漏りしてるのは一階の窓からでした。

窓の上のコーキングを見ても切れてなくしっかりしてました。

じゃー原因はその上の二階や三階ということになります。

しかし、二階や三階にはサッシも目地もありませんでした。

サイディングだったので

目地がないと雨水が入る箇所自体がないということです。

じゃ~どこから??ということになります。

で、よく見ると三階の部分に冒頭のような丸型のガラリがついてました。

あ、その現場の画像がなかったので冒頭の画像はその現場のではありません。

ああ、恐らくこのガラリだなっと思ったので

ハシゴで上まであがり見てみると・・・

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ガラリの上部

こういうガラリは電気屋さんが施工することが多いです。

そして、コーキングもしてるのですがしっかり出来てなかったです

コーキングのプロではないので仕方ないですけどね。

ガラリというのは壁の外側からダクトのホースが通って室内まで繋がってます。

このガラリの上のすき間から雨水が入って

ホースをつたって壁の内部に入り一階のサッシのところから室内に出てきてました。

多分このガラリの中のダクトのホースは外壁が施工された後に

取り付けられた可能性が高いです。

外壁の施工前にホースがついていたら下地処理の段階で

雨仕舞はしっかりと終わっているので雨漏りする可能性は極めて低いです。

この場合の処置としては

このガラリの上をコーキングで塞ぎ雨漏りが止まって完了です。

・・・と言いたいところですがもうひと工夫です。

このガラリの下のコーキングを少し切って穴を開けておきました。

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ガラリの下部

 

画像ではわかりにくですが穴を開けてます。

これはコーキングの寿命は永遠ではありません。

時間が経ってコーキングが切れて同じところから入ってしまうことがあります。

下をあけることで中に入った雨水がそこから外に抜けるようになります。

これでしばらく様子をみてもらいました。

一ヶ月してから様子を聞くと

何度か雨は降ったけど雨漏りはなかったということです。

雨漏りはほんのちょっとのすき間からでも起こります。

この梅雨の時期に雨漏りが起きたら、

一度この丸型ガラリのまわりも確認してみてくださいね。

ではでは。

 

 

 

 

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谷垣徳憲'

代表取締役プロシーリング有限会社
谷垣徳憲' プロシーリング有限会社 代表取締役 1963年大阪市生まれ 大阪市鶴見区でコーキング屋を経営する。 雨漏りのことや住まいの気になるすき間や穴埋めの事等をブログで紹介している。 近年、雨漏りのご相談が増え、雨漏りでお困りの方が多くいると気付く。そこで、雨漏りのない安心できる生活をして貰える方が一人でも増えればという想いから、雨漏りの調査のできるコーキング屋として雨漏りの調査と修繕、修繕の提案もしている。 最近は建設業務の人材不足がを懸念して、職人さんを中心にコーチングで支援することも始めている。